税理士試験を受験する為に必要な受験資格は

税理士の仕事は業務独占資格になります。
税理士の資格を持っていないものは税理士としての業務を行う事はできません。
つまり、税理士として仕事をするには税理士の資格が必須になります。
税理士の資格を取得するには、23年以上国税官公署で勤務をし、指定の研修を受けるという方法もありますが、税理士試験に合格するという道が一般的です。
税理士試験は難易度が高く、例年15パーセントから20パーセントの合格率だと言われています。
学歴で受験資格を満たしていない場合には、まず別の条件で満たす必要があります。
ただでさえ難易度が高いと言われている税理士試験合格の為の勉強も合わせてしなくてはならないので、かなりハードな道のりが予想されますが、合格している人もいるので無理な道ではありません。
学歴以外で受験資格を得る為の選択肢としては、日商簿記1級の試験に合格をするという方法があります。
日商簿記の資格は初級、3級、2級、1級と段階があり、1級は難易度はかなり高いのですが、1級に合格できてしまえば学歴の壁はクリアすることができます。
全経簿記上級に合格しても受験資格は得られますが、日商簿記の方が難易度的にも社会的評価も高いそうです。
税理士事務所、個人の会計事務所などで3年以上働くという手段もあります。
税務や会計に関わる実務経験を踏んで、勤務先に職歴証明書を発行してもらえば税理士の受験条件をクリアできるので、学歴も資格も関係ありません。
学歴をカバーして税理士試験の受験資格を得たいと考えるなら、このどちらかの方法が確実で現実的だと言えるでしょう。